星空つづり

星空・天体写真などの記録を綴るブログ

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2013.05.02 Thursday

PICステップングモータドライブキットを組み立てたが・・

今日は低気圧の抜け後で空のシンチュレーションが安定してそうだったので、衝を迎えた土星の撮影をするか、電子工作をするか帰宅早々悩んだ。
軒先に望遠鏡を出して土星を撮影&仕上げるのに2時間か〜なんて思っていると、勝手に電子パーツに手が伸びていた。もうやるっきゃない。

やり終えての感想。チマチマした部品を組み立てる電子工作はやはりつらい。

まずはここんところのお話。
実地(工作系)はまとまった時間がないとやれないので、電子工作のお勉強を思い立って以降、実際ほとんどは書籍読みしていた。
勉強を始めるにあたり買っていた2種類の本だが、先に理解すべきと読み始めた「 わかる!電子工作の基本100 」(秀和システム)は、半分ほどを超えてきた辺りで徐々に「わからん!」が増えてきた。
気分転換に読むもう一冊「 PICアセンブラ入門 」(東京電機大学出版局)も読書だけでは理解が深まらなさそうなところまで読み進めてきた。この本、読んでいると時折言い回しがマドロッコシイというかヘタなところがあってアレ?と思うことも時々。内容が内容だけに許容範囲だけど。

どちらの本もページを行ったり来たりしながら時間をかけて読んでけばなんとかなりそうなので今後もしばらく付き合いたい。とか言いながら浮気話。

昨日大型書店に行った際見つけた本「 やさしいPICマイコン プログラミング&電子工作[第2版] 」(秀和システム)が、なんか自分にピッタリそうな感じだったので購入。とてもやさしくて分り易くどんどん読み進められた。電子工作系とPICマイコン系の両方がいい感じで内容が進むので、私同様のどちらも初めからやりたい初心者さんにはおすすめかもしれん。

本ばかり読んでいてもしょうがないので、今日は工作をやってみた。
ハンダ付けなどの電子工作は自分自身に素地がないのもあるが、細かな作業は老眼進行気味の自分が始めるには根性が要る。
80箇所程度のハンダ付けにメガネを掛けたり外したりしながら2時間以上かかってしまった。おかげでタバコ吸うのを忘れるくらい集中させてもらった(笑)



で組み立てたのは、秋月電子商会さんから以前買っていたPICステッピングモータドライブキット(1200円)とステッピングモータのCOPAL SPG27-1702(300円)。家にあった電池ボックスやコードなども少々使って、とりあえず回路図なんかもたまに見ながらハンダ付け。キット品なので何も考えなくても良い感じだが・・・本を読んでいたせいでこの部品や回路はどういう意味なんだろーと少しは考えながらできたのがちょっとした進歩か。

組立して、ステッピングモータの軸には、ゴミ箱に入っていたトイレットペーパーの芯を突き刺して駆動。一つのスイッチで正転、もうひとつのスイッチで逆転する・・はずだった。
うにゃ? 正転するものの、逆転しない。逆転時は、モータがウニョウニョ振動するだけじゃん。
PICのパルスから増幅させてモータ駆動用電流を起こすダーリントントランジスタが4つあるのだが、よくよくハンダ付けをチェックしていると、そのうち1つが3本足の2本が微妙にくっついてる。多分短絡させてしまったようだ。たぶんこのパーツはお釈迦様なんだろう。予備パーツはないので今日はあきらめ。

で、このキットを使って、次回は、このモータドライバの添付PIC(PIC16F84)
を、新品のPIC(PIC16F84A)に換装して動作させてみようと思っている。
初心者本にあるLED点滅くらいからやれよーという声が聞こえてきそうだが、ほっといてほしい。とにかく次はPICアセンブラをやってみるのだ。


2013.04.16 Tuesday

何とかの手習い

あれこれやりたいとは思いつつも、仕事や家庭、その他趣味モロモロ・・がある中、歳を取るとなかなか落ち着いて勉強してやってみようという気が起きないというのは一般的なところだろうか。自分もそうである。

そこで今更ながら、これまでなんとか避けてきた電子回路をきちんと勉強してみようと思い立った。きっかけは、世の中に売っていないあるモノを作りたいということだった。
PCソフトウェアであれば、欲しいなら無いものは作ってしまえって感じで、多少のことはできるようになって20年以上。今では、データベース連携したWEBアプリでも、windowsネイティブアプリでも、アプリケーションスクリプトでも、大抵必要ならば勉強してやってこれた。
いかんせんハードウェア系ともなると、電子工作や電子回路はゼロベースである。
安いマイコンチップを使ったうんぬんもやってみたいが、まずは電子工作レベルから初めて回路の基本をある程度理解してから次のステップに進みたい。
簡単ではないだろうが、この辺りをクリアー出来れば、余裕を持ってデジタル回路の世界に突入していけるんではないかと・・なんとなく思ってる。
アセンブラ記述は昔やっていたので負担には感じないが、周辺回路が訳がわからん状態では前に進みようがないと感じたわけだ。

ということで、とにかく作りながら、動作を確認しながら、時には計算しながら、これからゆっくりやっていきたいと思う。

書籍も分かりやすそうなものを4種類ほどamazonで入手済み。
今日は、時間ができたのでとりあえずはじめの一歩をやってみようと、書籍を参考にパーツ買いにでかけた。
ブレッドボードなんかは、秋月で少し前に買っていたものだ。



LEDを光らせてみよう〜
・LEDの定格電圧と挿入する抵抗についての理解(ただのオームの法則でクリアー)
・直列接続(分圧)と並列回路でのLED点灯回路についての理解(思い出したからクリアー)
・トランジスタでスイッチングさせる(3つの端子の働きの理解・・クリアー)
・コンデンサーで蓄電させトランジスタとの組み合わせでLEDをゆっくり消灯(まぁクリアー)
・タッピングスイッチの取り付け方法(基本過ぎて書籍にはなかったがネットでクリアー)

これからぼつぼつと・・


2013.04.05 Friday

桜と微速度撮影

桜満開のこの日深夜になってから自宅を出て、星景写真を撮りに行った。
毎年桜を見ると撮りたくなるのだが、週末はお天気が悪くなりそうだったのでムリして出かけてきた。

<南中のさそりと桜>
桜とさそり座
▲EOS7D / ISO800 / F4 / 30s x 18枚をSiriuscompにて比較明合成

現場にいたのはせいぜい90分ほど、天の川を待っていただのだがその前に薄雲が現れたので早めに撤収してしまった。
今回は、EOS5D mark3も持ちだして、微速度動画用の撮影も同時に行った。
これまでなら、三脚固定でひたすら同じ方向を向けてシャッターをきるだけなのだが、初めての試みとして、以前から持っていてあまり使っていなかった自動追尾式経緯台テレトラックで水平方向のみの追尾させながらコマ撮りしてみた。
テスト撮りっぽいノリでやっていたので、フレーミングも悪いしライティングもしていなくてイイところは一っつもないが、動画に仕上げてみたらなんとなく思っていた動きをしていたので、まぁいいかな。
またどっかで気合と時間をしっかりかけて撮ってみたくなった。

微速度動画はこちら



この微速度、自動導入&恒星時追尾できるテレトラックにアリ型レールのL字アングルを取り付けカメラを載せて撮影したわけだが、どうやって水平方向にだけ追尾させたのか書いておく。
そもそもテレトラックは、何かのスイッチ切り替えみたいに簡単に水平方向だけの追尾はできない。 そこで、今回はテレトラックが北向き・水平をホームポジションとしていることから考えて、ハンドコントローラーにセットしている緯度分、具体的には水平より北極星の高さ分下を向けた状態で電源投入して恒星時追尾をさせた。 結果的にはそれでうまく行ったわけだが、よくよく、考えてみると、ハンドコントローラーの観測地の緯度を90にしてしまえばよかったんだろうな〜と(^^;

ホームポジションのとり方やハンドコントローラーの観測値設定をダマすことで、水平でも垂直でも斜めでもカメラをパンさせることができそうだ。
また次回あれこれそれで実験してみまふ。


2012.08.16 Thursday

機材全部載せとクロスフィルター

ケンコーSE300Dの頃には叶わなかった機材全部載せができるようになった。
ダウンサイジングした観望機材Sky-Watcher DOB GOTO10と、直焦点撮影セットの全機材が、後ろの荷室に綺麗に収まってくれた。車はホンダのフィットシャトル・ハイブリッド。
ドブ一式と赤道儀、FSQ、ガイド鏡、赤道儀脚、バランスウェイト10キロ、カメラ三脚2本などなどピッタンコだ。



ということで、超久しぶりの星空撮影にでかけた。岡山アストロクラブのメンバー10人ほどでの観望・撮影だ。

現場はとてもよい空。まずは全天写真を撮影。天の川ギンギンだ。


ペルセ群の残党やら、散在やら流れ星も景気よく飛んでいた。


(24mm / F2.8 / ISO-3200 / 20秒露出)
これなんかアンドロメダ銀河の串刺し流星。

実は、この日直焦点撮影で試したいものがあった。
自作のクロスフィルターをFSQに装着し、反射鏡筒のスパイダー効果を出して散開星団を撮ってみるというものだ。
ちなみに、クロスフィルターは、手芸店で売っている刺繍の枠と金属の糸で作成。
刺繍の枠は直径12センチのものだが、FSQ-85EDのフード11.5センチにほぼハマる大きさ。念のため同じく手芸店て買ったフェルトシートを内側の一部に貼っつけた。



さて、試し撮り。とりあえず望遠鏡の向いていたアンドロメダ座α星「アルフェラッツ」を撮影。
アルフェラッツ

ほほう、良い感じじゃないか(^^)

次に、散開星団は後にして、またまたお近くのアンドロメダ座ミラクに向け、ミラクの脇にある「ミラクのゴースト」と呼ばれる銀河NGC404を撮影。

Astro60D / ISO-1600 / 8min x 8
FSQ-85ED 主焦点
ミラク ゴースト

お〜 Astro60Dの内蔵フィルターのゴーストが盛大で、こっちがミラクゴーストになっとる。しかし本物のミラク・ゴーストもしっかり右上に。

さて、本番の散開星団。定番中の定番だが、ペルセウス座の二重星団を撮影してみた。

Astro60D / ISO-1600 / 8min x 5
FSQ-85ED 主焦点


あ〜短焦点でこんなん撮りたかったんだよぉ。輝星に干渉光が出てピカピカ。
これから旬を迎える秋の星空では他にも撮りたい散開星団がたくさんあるけど、またおいおいに撮影だ。

今日は、クロスを外して、通常撮影を最後に。
パックマン星雲(NGC281)でも行っとけや!って感じで軽く撮影。

Astro60d / ISO-1600 / 8min x 6
FSQ-85ED 主焦点 / 60%にトリミング


よし、次回は散開星団の量産工場と化すぞ。



2012.07.10 Tuesday

流星電波観測をやってみた

以前から個人的懸案だった流星電波観測をやっとチャレンジすることができた。
というのも、OAC(岡山アストロクラブ)のメンバーのお一人からやってみたいということを聞いたので、この際一度やっておこうと思い立った次第。
観測機材は、2008年に気象衛星NOAAの衛星画像を直接入手することをやったついでに、流星電波観測も見越して50MHz帯も受信できる体制で揃えていたので、今回はHROFFTのソフト入手だけでチャレンジすることができた。

流星電波自動観測ソフトのHROFFTを作者の大川さんから直接分けていただいた。
HROFFTは、VISTAやwin7での動作保証外とのことでしたが、win7でも全然普通に動いてくれていました。
観測方法は簡単で、無線受信機を53.750MHz(53.7492 USBモード)に合わせて、その音をPCの入力端子に突っ込んでソフトを起動。ちょこっと入力レベルを調整するだけでよい。
10分毎に下のような画像を自動的に保存してくれるので、あとで画像チェックするだけである。
仕組みは、上記周波数にて福井県から一定の高さの音を電波で出されていて、流星突入の際のプラズマに電波が反射され音として捉えられるとか。流星によるエコー(こだま)を観測しているわけですね。

<他の観測者のライブ画像と比較&同時刻出現していることを確認して赤囲いしてみた>
流星電波観測

HROFFT

流星電波観測についての仕組みやHROFFTライブなどは流星電波観測国際プロジェクトのサイトで確認していただければよいと思うが、結構簡単な割に興味深い。

今回も2008年NOAA画像受信同様、自宅屋上設置のディスコーンアンテナと、バンド専用ホイップの二種類のアンテナで試してみた。2008年の時と同じで、ディスコーンよりホイップの方が明らかに感度が良かった。同軸ケーブル取り回しの関係だろうか・・

今回は、ホイップ接続の都合でノートパソコンを屋上にほったらかして捕捉していたので、「コーン!」などと聞こえるらしい流星の音を一切聞いていないが、一度流星群の時にでも空を眺めながらそのサウンドを聞いてみたいもんだ。


2012.06.18 Monday

BackYardEOS を試す(導入・撮影編)

BACKYARD EOS という Canon EOS用の天体写真撮影コントロールソフトを試してみた。
日本国内では、まとまった紹介例が皆無(記事執筆時点)のようなので海のものとも山のものとも思えない感じだが、本家サイトを見ていると・・・
・撮影コントロールが複数セット&バッチ撮影できて便利そう。
・保存ファイル名に撮影時カメラセンサー温度、ISO感度設定情報などを自動刻印できそう。
・ピント追い込み支援機能がイケてそう。(スチルなのでライブビュー機能のないEOSでも)
・ドリフト法でのアライメント支援機能で極軸追い込みができそう。
・ライブビュー映像をAVI保存できるらしいので、月や惑星撮影に使えそう。
・PHD-Guidingと連携して、自動的にDitheringしながらライトフレームの撮影ができそう。(各フレームごとに位置を少し変えて撮影することで合成画像の質を向上させることを目的とした機能)

あたりは読み取れる。どこまで使えるものなのか、何回かに分けてレビューしたい。

まずこのBACKYARD EOS、買うと30USドル(記事投稿時の換算レートで2400円くらい)と決して高くはないが、せっかく全機能が使える30日間トライアルがあるので、まずはそちらで試してみることにした。

<導入編>


BACKYARD EOSのサイトを訪れ、30-DAY TRIALのメニューから申し込み。



名前と、メールアドレス、カメラ名を入力してsubmitする。
すると数分後に入力したメールアドレスに英文メールが届く。
そのメールには、長ったらしいトライアル用のライセンスキーが含まれているので、これはあとで使う。

メールを待っている間に、ソフトのダウンロードを行なってしまうとよい。


ダウンロードは、メニュー「DOWNLOAD」で開く画面にリンクがあるのでそこから。
セットアップしてしまうタイプと、セットアップせずに実行ファイルの状態で使えるタイプがあるが、どちらでもよい。自分は実行ファイルの状態で使えるzip packageをダウンロードした。

ダウンロード&ZIP展開して、BackyardEOS.exeを起動。初回起動時にはライセンスキーの入力を求められるので、英文メール内にあるキーをコピー&ペーストして登録。



すると、メイン画面が起動してくる。



最初は、暗闇で使うことを考慮した赤暗い画面で起動する。
とりあえず、右上の「DayLight」ボタンをクリックして昼間のモードに画面切り替え。
カメラは、USB接続で、今回まずはAstro60D(Canon EOS 60Dの冷却・天文改造品)をPCに接続して試してみた。
撮影モードはマニュアルモードのBULBまたはBULBモードに切り替えておき、バックヤードイオスのメイン画面左上にあるConnectボタンでソフトと接続。

<撮影編>

撮影を行う前に、ファイル名の設定やファイル保存先などの設定をしてみた。
メイン画面右上の「Setting」ボタンでやれる。



今回は撮影編ということで、「Image Capture」の項目をザッと確認して設定。
やはり、ファイル名には、様々な埋め込み値が用意されていて、これらを組み合わせてある程度自由にファイル命名規則を作ることができる。
また、取得するファイルの種類(RAW/JPEG)はメイン画面ではできず、ここで行うことになるようだ。
ところで、Advance Settingというボタンがあるが、これについては、問題回避のために後述があるのでここでは割愛する。

話をファイル名に戻すが、ファイル名に埋め込むことのできる情報は、おおよそ次のようだ。


ファイル名に使用できるアイテム数は10個(+ユニークキー1個)までで、項目としては14項目が用意されている。そのうち有用そうなものは以下のとおり。
target:撮影天体名(メイン画面で入力した値)
flametype:ライト、ダークなどフレームの種類(メイン画面で選択設定した値)
duration:露出時間(秒)(自動取得)
iso:撮影時のiso感度(自動取得)
temperature:センサー温度(自動取得でfではなくちゃんとc表示になる)(※1)
filter:メイン画面でリスト選択または入力したフィルター名称(ここに鏡筒名などをリスト登録しておくと便利そう)
camera name:カメラ機種(自動取得)
さらに、ユニークキーとして、撮影時のタイムスタンプ(※2)か、撮影シーケンス番号を付け加えることができる。
※1 ノーマル機のEOS7Dでもセンサー温度を取得することができることを確認した。
※2 パソコン内蔵時計を使っている。ファイル生成時点での日時(撮影開始時刻ではない)

【ファイル名サンプル】
M42_LIGHT_2s_200iso_+30c_LPS-P2_20120618-23h52m57s868ms.CR2
※天体名M42のライトフレーム、iso200の2秒露出、センサー温度30度、LPS-p2フィルター使用、タイムスタンプってな内容のファイル名を自動でつけてくれる。

さて、次は実際に撮影するメイン画面について。

backyard EOS

Imagingボタンをクリックすると、上のような撮影制御の画面になる。

1)は撮影設定の項目で、フレームタイプや天体名(TargetName)、フィルター名、初回撮影までの遅延スタート(Delay)の共通設定ほか、それぞれの撮影設定として、露出枚数(Exposures)、露出時間(秒:Duration)、ISO感度を設定できる。これらの撮影設定が最大25セット設定でき、一番上から順にバッチ撮影される。
上記画像の入力例では、1セット目に、ISO400 1秒露出を2枚、2セット目にIS200 2秒露出を2枚撮影する設定としていて、合計4枚が撮影されるという設定。

2)は設定した撮影を実際に行う。Start Captureでバッチ撮影が実行され、全セットが終わると終了する。Loopはバッチ撮影が繰り返し行われるモード。Previewはセット番号1番の設定で1カットテスト撮影する。

3)は撮像の確認に関係するボタン群で、フル画面拡大したり、イメージサムネイルの表示非表示を切り替えたり、プレビュー画面上に格子枠を表示させたりすることなどができる。

次に撮影中の画面。


右上に進行状況のインジケーターとバッチ撮影中断ボタン(abort)がある。
右下にはProgress Centerという枠があり、バッチ撮影終了までの残り時間、撮影残枚数、現在撮影中の露出時間、バッチ一時中断メニュー(Suspend)が配置されている。

Imagingのメイン画面では、プレビュー画像のヒストグラムも確認できて便利である。
必要な情報がコンパクトに納められているし、実に使いやすい。

さて、導入・撮影編の最後として、保存されたファイルがきちんと開けるかどうか確認した。
Adobe PhotoShop CS5に付属しているCamera Raw(6.5)では何の問題もなくRAWが読み込めた。
問題があったのは、ステライメージ(6.5)である。RAWを読ませると、読み込み時にエラーが出てストップ。



そもそもステイメで開くときに最初に出るウィンドウで、リードファイルの露出時間やカメラモデルが表示されるはずだが、そこが表示されていなかったので、Exifが操作されていることはすぐに気が付き、BACKYARD EOSのsetting画面を開いてみてみると・・・ありました。



Advance settingで、標準状態ではExifの追加書き込みをしているようだったので、この動作をスキップさせるオプションをオンにして試してみたところ、今度は問題なくステライメージでも開けるようになった。

さて、EOS BACKYARDの最初のレビューは以上でおわり。
次回は、天気のよい日、星空を相手に、他の機能も試してみたいと思う。

そうそう、BACKYARD EOS(バージョン2.0.0現在)が対応している機種は、ヘルプで見ると以下のとおりとされていたので参考までに一覧しておく。

EOS 1Ds Mark II 1 2 3
EOS 1Ds Mark III
EOS 1D Mark III
EOS 5D Mark II
EOS 7D
EOS 20D
EOS 30D
EOS 40D
EOS 50D
EOS 60D
EOS 350D/XT (EOS Kiss デジタルN)
EOS 400D/XT (EOS Kiss デジタルX)
EOS 450D/XSi (EOS Kiss X2)
EOS 500D/T1i (EOS Kiss X3)
EOS 550D/T2i (EOS Kiss X4)
EOS 600D/T3i (EOS Kiss X5)
EOS 1000D/XS (EOS Kiss F)
EOS 1100D/T3 (EOS Kiss X50)


2012.01.23 Monday

星空公園60センチ再トライ

この日、井原市星空公園の60センチカセグレン反射をほぼ一年ぶりに借り切った。
前回、施設のE-ZEUSにガイド端子が見あたらないとあきらめて適当なものを超短時間露出で撮影して終わっていた。その後美星天文台さんからガイドポートのありかについて情報をもらい、今回再度トライ。といって古くて巨大な望遠鏡を相手にちゃんとガイドできるのか?という疑問を晴らすのが主目的。



オートガイドが動作することは確認できたが、振り幅が大きすぎて落ち着いたガイドにならず撮影ができる状態ではなかった。
ガイドソフト側のパラメータや、E-ZEUS側の反応速度などもいろいろ調整すること数時間格闘するもいいことにはならなかった。最後には機械的な限界なのかもしれないと思うしかなかった。
この日はドーム内まで強い風が吹き込むような気象状況だったこともあったので、どのみち撮影には不向きだったのだが、ガイドに関しては検証できた気がしている。

とりあえず、撮影釣果を得ておくため、惑星をAstro60D動画で撮影しておいた。
見た目にボヨボヨの像だったので60センチとは思えない仕上がりだが、しょうがないか。

Astro60D 動画 > Photoshopにてavi変換 > Registax6にて処理
Photoshop にてレイアウト



<ドームスリットのオリオン>


2012.01.07 Saturday

Photoshop 備忘録編

 昨年の暮れ、よ〜やくPhotoshop CS5 Extendedを購入した些末はこのブログで書いたが、それまでGIMPを使ってきて、どうも移行がすんなりいかない部分もある。

一見似てはいる二つのフォトレタッチソフトだが、機能も異なれば、操作も異なる。
普段日本の交通ルールで走っている自分が、突然アメリカの道路を走らされている気分だ。

天体写真に関しては、ステライメージをベースに使い続けるが、今までGIMPでは処理を敬遠してきた後半行程の一部はPhotoshopでやっていきたいので早く慣れたい。

ということで、備忘録代わりにPhotoshopについて記録していくブログを別開設した。
普段使ってる人からすれば当たり前のようなことばかりだと思うが、忘れたとしてもあとで自分が見返して思い出せるとそれでいいかというノリでやってる。

ついでに、ブログネタを加工することで操作も慣れるし、「新しくやりたいこと」も発見できてよいかな。

Photoshop備忘録編 : http://pic.phaku.net/





2011.12.23 Friday

Photoshop練習作「ハビタブルゾーンの地球サイズの惑星」

先日Photoshop CS5 extendedをおもしろい商売の手に乗って購入したという話題をしたが、最近時間が少し出来たのでちょこちょこと勉強&練習をしている。
天体写真の画像処理で使うのはおそらくほんの一部の機能に限られる感じだが、結構、あれこれデザインチックなことをすることも多いので基本から確認するつもりでやっている。

大昔Photoshopを使っていたとはいえ、まぁGIMPに長らく手を染めていたために、すっかり浦島太郎になっているので大変だ。はっきり言って訳がかわらんと言ってもいい(^^;

ともあれ、ここ数日で基本的なところはちょいと慣れてきた感じもある。まだまだだが、とりあえず、ケプラープロジェクトで地球サイズの惑星が発見されたという話題もあったので、その話題に乗じてちょっと絵を描いてみた。
描くというよりは合成ばかりなのだが・・何をしたっけ??

ざっとこんな感じかな。
・以前撮影した星空の写真を背景のひつ上のレイヤーにスマートオブジェクトとして配置し適当に拡大
・惑星地表を苔の写真を使って作成(レイヤー)
・惑星の形(円形)に選択範囲指定して「選択範囲を保存」しておく
・惑星の雲をフィルターの雲模様の描画で作成(レイヤー)
・惑星大気は惑星の選択範囲を呼び出して境界線描画しレイヤー効果で光彩(外側)処理
・惑星大気の内側も別レイヤーで光彩処理(内側)して作成
・惑星の影を作成
・選択範囲を呼び出して、惑星の各レイヤーをくり抜いたりして合成パーツを完成させる。
・調整レイヤーでそれぞれのパーツをクリッピングしながら色合いやトーンカーブなどを調整
・惑星パーツのレイヤーを合成して惑星の完成
・中心星の光りは円形のシェイプをレイヤー効果で光彩(外側)処理しただけで完成
・背景に対して恒星、惑星の配置決め(各レイヤーの移動)
・キャプションはテキストで打ち込み、テキストレイヤーから3Dコマンドで立体化
・立体化した表面や立体深度を調節しキャプションを完成

だったかな・・なにせ試行錯誤がまだ多くて、これ作るのに2時間くらいかかったわ。
しんど。
惑星表面のディテールが悪いな。やっぱ苔の画像を使ったんが失敗だったか(笑)



ありゃ、惑星一つなのに・・複数形になっちょる。ま、ええか(^^;

2011.12.08 Thursday

デジタル一眼動画で木星・月

EOS50Dでは動画記録なんてできなかったが、7Dを手に入れて動画が撮れるので、お約束の?木星や月を撮ってみた。
ビデオカメラで撮影するのと同じ機材構成でやってみた。撮像チップが大きい分写り込む像の大きさはやはり小さい。ビデオカメラだと光学ズームいっぱいにしてでも大きく撮影できるが、デジタル一眼ではそうはいかないし。

木星はFULL-HD画像でフレームレートは30、ISO-1600、シャッタースピード1/30で撮影。
1秒間30コマのフレームを確保するためにシャッタースピードは1/30までしか伸ばせないので、いっぱいいっぱいの設定。もっと暗い天体や拡大率を上げた場合は、ISOを上げて対応するしかないようだ。常用範囲ではISO-6400まで、拡張で12800(高輝度階調優先OFF)まで上げることは出来るが、あまり上げたくはない。
月や惑星撮影は、ビデオの方が露出に関しては柔軟性があるように思える。
ISOを上げてどれだけまともな画像になるかはまた次回やってみたい。

<木星>
FSQ-85ED x1.5Extender x2 barrow / LV15mm / 60%トリミング
EOS7D / ISO-1600 / 1/30sec 動画
registax 5 にて処理 1378フレームstack / ステライメージ6.5にて画像復元



<月>
FSQ-85ED x1.5Extender / LV15mm / トリミングなし
カメラの露出・感度のセッティングは完全オート
registax 5 にて処理 1285フレームstack



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