星空つづり

星空・天体写真などの記録を綴るブログ

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2013.05.24 Friday

UHCフィルターを試す

とあることのお礼ということで埼玉県の天文機材ショップのスターゲイズさんからUHCフィルターを頂戴した。
スターゲイズさんと言えば、数年以上前にMEADEの製品を私がよく使っていた頃、サイト上で機材構成も含めて詳しい製品紹介がされていたのでよく拝見させてもらっていた。

当たり前過ぎる解説だか、UHCフィルターは星雲観望用のフィルターで、光害の影響のある場所で眼視観望する際には一番最初に手に入れたいフィルターだろう。
惑星状星雲や散光星雲などが自発光する特定波長のみを通すことで星雲観望に邪魔な光を除外してコントラストよく見せようという代物。
ある程度主鏡口径が確保できていないと逆に光量不足を感じるかもしれないが、それなりに集光力のある鏡筒だと効果がよく分かるはずだ。

写真撮影にはIDASのLPS-P2光害カットフィルターを私はよく使うが、一般的なUHCフィルターはそれよりも透過させる波長がさらに限定されいるようで、カラーバランスはより激しく偏る。以前見せてもらったことのあるフィルターでは明るい光は概ね青緑っぽい色がついて見えていた。
ということで月や惑星などの明るい天体や色を楽しむ恒星や星団などを観望するためには普通は使用しないはずだ。

で、早速頂戴したUHCフィルターを使ってみた。

UHCフィルター

スターゲイズさんオリジナルの製品のようだが、サイズの割に重量感があって見た目の仕上げ感はなかなかよい印象。フィルター特性のグラフが付いているともっと製品のことがよく理解できたとは思うが、おそらくは一般的なUHCフィルターとさほど変わらないと思っておこう。はてさて効果の程は・・とりあえず楽しみだ。

UHCフィルターの能書きを前置きで散々書いておきながら、実はUHCフィルターを所有するのは初めて。所属クラブOACの面々が時折UHCフィルターを付けた鏡筒を出していた所を見せてもらったことはあるが、もともと割合暗い空で見せてもらっていたので今ひとつ効果がピンと来ていなかった。光害のある自宅先で使って見られるなんて効果確認にはうってつけだ。

初使用の鏡筒は25センチのドブ。
フィルターはアイピースに切ってあるフィルターネジに取り付ける。
ねじ山はピッタリな感じで脱着時に引っかかり感なく硬くも緩くもない。こういうのはとても大事だ。



さて、いきなり月に向けて出てくる色を撮影。やっぱ青緑だ。
明るい恒星もだいたいこんな色で見える。
理屈的には星雲のような暗い天体ではこんな色はついて見えないはずなので何の問題もない。



この日は、満月寸前の月が空一面を照らしていた。
肉眼で3等星は見えていたが4等星はちょっと・・というような空。

まずはフィルター無しでM57リング星雲に向ける。
なんとか見つけられたし、じっくり見ているとギリギリドーナツに見える・・か。
UHCフィルターを装着して覗くと、バックグラウンドがグンと暗くなり、ドーナツがハッキリ見える! 想像以上に効果があるもんだと感じた。

次はお近くのM27亜鈴状星雲にフィルターを付けたまま導入。
M57より暗めだがアレイ部分ははっきり確認できる。
フィルターを外して見るとほとんど存在すらわからない。フィルター無しでは発見できていなかっただろう。

ハングリーなモスキートどもが襲撃してくるもお構いなしで、さらにM8干潟星雲に向けてみる。さすがに今夜の月に近いせいか厳しいが、フィルターのお陰で散開星団横の明るい部分は視認できた。
ついでに、M17オメガ星雲にも向けてみた。こちらも全体は視認できなかったが、背骨みたいな明るい部分は全然見えていた。

ここまで効果が得られるとは思っていなかったので、この結果はとても嬉しい。
フィルターを通して見える星の数は明らかに少ない印象だったが、付けたままでもそこそこ天体導入できる程度には星は見えていた。
今後は月明かりがない夜の軒先観望が楽しみだ。

今回使用させてもらった スターゲイズオリジナル UHCフィルターはこちら


2013.05.14 Tuesday

RS80N3互換端子のワイヤレスリモートレリーズ

Canon EOS 5Dや7Dなんかで使えるRS80N3互換端子の中国製ワイヤレスレリーズを手に入れた。製品名はHONGDAK wireless remote control RC-300という代物。
先日からシャッターコントロールの遊びをしていて純正ライクなしっかりしたコネクタケーブルを探していたところ、こいつを見つけてつい買ってしまった。

Caono純正のタイマーリモートコントローラは持っているが、それとは別に以前買ってたまに使っている中国製レリーズは、コネクタがヘロヘロのグスグスで装着感が悪くちょっと不満に思っていた。
コネクタだけでもちゃんとしたもので、自作シャッター制作に使えるものをと探していたのだが、コネクタは純正そのもののしっかりした装着感。おまけに無線で見通し300メートル先からシャッターが切れるとか。こいつを改造すれば結構遊べそうだ。



値段は送料込みで2300円程度。めちゃ安い。電池も最初から付属していた。
説明書は小さなペラ紙一枚。中国語と英語のみだ。

受信機本体はカメラのホットシューに取り付けできて上部にはシャッターボタンも付いている。ケースもソフトラバーっぽい感じで質感も良い。
電波の周波数は16チャンネル手動切り替え式で、受信機・送信機にあるそれぞれのディップスイッチを同じにしておけばよい。



送信機側は、スライドスイッチで、電源OFF、シングルシャッター、バルブ(ロックは不可)、2秒後セルフタイマーの選択ができる。
本体側を連写ドライブにしておくと連写撮影がバルブモードで行えるようにできている。

とりあえず、カメラを部屋において、送信機だけ持って外に出てシャッターを切ってみた。
見通しではないため300メートルはムリだったが、100メートル程度まではシャッターが切れていたようである。

集合写真やカメラからうんと離れて撮影したい時などはデフォルトで十分使えそうだ。

2012.12.24 Monday

タムロン SP 90mm F/2.8 Di マクロ

マクロレンズはこれまで一度も使ったことがなかったのだが、先日ルーターさんがたまたま見せてくださった際に「おもしれー」と感動。あれこれ少しお勉強ののち、結局はルーターさんのものと同じものを選定する結果となった。

しばらくキタムラ中古ネットサイトなどをチェックしていたら未使用品として上がっていたターゲットのマクロレンズを見つけて即ゲット。
新品実勢価格で買うより数千円安かったが、受け取ってみたら全くの未開封品でちょっとラッキー。

▼タムロン SP 90mm F/2.8 Di マクロレンズ(272E)
タムロン マクロレンズ

とりあえずそのあたりのものを撮影してみた。
カメラはCanon EOS 5D mark


▲ノーパソのキーボード


▲納豆ではなくカプチーノ


▲蘭の花びら

マクロレンズで星撮りというのは発想的にはあるのかないのかわからないが、一応試してみた。

絞りを変えて3枚撮影。画像内ハメ枠はピクセル等倍で切り出したもの。
露出時間はいずれも10秒。ISO感度は同露出になるよう変えている。
カメラはMark3、ゴミがついてるが・・・

▼F2.8(開放F値)


▼F4.0


▼F5.6


ご覧のとおり開放F2.8では色収差が派手に出てしまった。ピントはかなり慎重に合わせたつもりだが、それでもこのあたりが精一杯な感じだった。

F4.0ではまだ色収差が目立つ。開放から2段階分のF5.6まで絞ると急にスッキリと落ち着く。
周辺像は開放から思った以上にちゃんと点像として写ってはいるがコマが少し出ている。
周辺減光も考慮すると星撮り実用はF5.6くらいは絞る必要がありそうだ。

ゴミ掃除しなきゃな。

2012.08.05 Sunday

スカイウォッチャー自動導入ドブソニアン鏡筒 DOB GOTO-10

スカイウォッチャーの自動導入ドブソニアン鏡筒(GOTO-10)を購入。
これまで所有していたケンコーのSE300Dも観望には良い鏡筒だったのだが、コンパクトカーに乗せるとデカ過ぎて、撮影用機材が積めなくなることからサイズダウン目的で新調した。

どうせ買うなら自動追尾(二軸連動追尾)のできるドブがいいな〜ということでGOTO-10にした。
自分もドブ使いの端くれゆえ、自動導入はさほど使うつもりはないが、天体自動追尾は大変ありがたい。特に観望会などで多くの人に見てもらう時などは、誰かが覗くたびに視野チェックしていたので、自動追尾機能は大変重宝することだろう。



鏡筒の仕組みはSE300Dとほぼ同じ構造の伸縮フレームの鏡筒だ。
台座への鏡筒の取り付けは、垂直モーター側に設置されたアリガタへ差し込んでネジ一本で固定するだけなので簡単だ。(SE300Dはネジ2本で両サイドから締め付け固定)

▼垂直モーター側のアリガタと固定ネジ穴


鏡筒を手動で縦横に取り回した時の負荷は若干固めだが、モーターが噛んでいることを考えれば致し方無い。その分、前後バランスの崩れはあまり気にすることは無さそうで、多少重いアイピースを付けてもなんら影響は無さそうだ。

電源は12Vシガーからの取り込みでシガーライターケーブルは標準添付。先日作った軽四バッテリーボックスで稼働させている。

付属のSynScanコントローラーは経緯台バージョンであるほかは、Kenkoの赤道儀とメニューは全く同じ。もっといえば、所有しているテレトラック経緯台と全く同じなので説明書など読まなくても使うことができた。

まずは自動追尾モード。これは自動導入を使わず、天体追尾だけをしてくれれば良いときはこのモードで素早くセットアップできる。
鏡筒を水平、北向でホームポジションをとり、コントローラーの電源をON!アライメントをパスし、トラッキングをセットアップメニューからONするだけ。

自動導入モードは、アライメントが必要。アライメントメニューから例えば2スターアライメントを選ぶとすれば、最初に基準星を選んだ後、手動導入する。2つ目の星は自動導入されるので、その後手動で天体をセンタリング。これでアライメント完了。あとはお好きな天体へどうぞ〜となる。ま、普通といえば普通か(笑)

▼台座の底にある水平軸モーター


▼台座側面にある垂直軸モーターと接続コード類のジャック


コード類は左からハンドコントローラー、水平軸モーター、電源コードである。
さすがにガイドポートは付いていない。

2スターアライメントでの導入精度は、観望には十分な精度が得られていた。あちこち振り回してみたが、倍率約100倍のアイピースの視野にドンドン飛び込んでくれていた。

最高速でのモーター駆動は少々モーター音がやかましい感じだ。自動導入時も最高速で動くのでちょっと気になる。

▼導入や鏡筒収納の様子の動画


以上、DOB GOTO-10の簡単レビューでした。

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Sky-Watcher DOB GOTO-10 仕様

主鏡有効径 254mm
焦点距離 1200mm
口径比 F5
架台電源 DC12V(10V-15V) 定格1A
駆動スピード 最大1000倍速
追尾モード 恒星、月、太陽(2軸連動追尾方式)
モータードライブ エンコーダ内蔵DCサーボモーター
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スカイウォチャー DOB GOTO-10で天体撮影をした関連記事:

・2012/08/09 - Sky-Watcher GOTO-10で月を直焦点
・2012/09/26 - 衝を迎える天王星
・2012/10/07 - よれよれ木星
・2012/10/10 - DOB GOTO-10で直焦点遊び(星雲などの撮影に挑戦)




2012.08.01 Wednesday

12Vバッテリーボックス

これまで使っていた中国製12Vポータブルバッテリー(アストロプロダクツにて7800円)がバカになってしまったので、今回は市販の軽四バッテリーで作ってみた。
ケースに何を使おうかと考えていたところ、我が家御用達のTRIALにて、500mmペットが縦に入るという7Lサイズの小型クーラーボックスがあったのでそいつを買って使った。
高さはジャストフィット、クーラーボックスなので冬場の寒い場所でも少しはバッテリーの持ちが良くなるかもしれないし、こりゃよかった。
シガーソケットコードをボックス側面にドリルで穴あけして装着。キャンプ用のシートを切って隙間に入れたら完成。製作時間は30分程度だったか。

12Vバッテリーボックス

かかった費用は・・
バッテリー 2980円 12V-28Ah
シガーソケットコード(ワニ口クリップ付) 680円
バッテリーチェッカー 1280円
クーラーボックス 980円
合計:5920円 でした。


2012.05.14 Monday

EOS 5D Mark

比較明合成ソフトSiriuscompが、昨日くらいから急激にダウンロード数が増えて、通常の4倍近い一日120DLを突破している。やはり金環日食特需なんだか・・使用方法や撮影方法などの問い合わせも一日で数件入るなど、ちょっと困った状況です。
問い合わせのほとんどが、パソコンに不慣れな方で、なおかつ比較明合成など簡単な画像処理さえ初めてという方がほとんどで、どんな画にしたいのか、何がおかしいのか、どこが分からないのかすら、私にうまく伝えてくださらないので、返答のしようのないものがほとんどです。
問い合わせいただいた方には申し訳ないですけど、サポートのご返事してると死にそうなので、どうぞそのへんご勘弁ください。

さて、ついにやってしまったというか。買う気をどっかに捨てていたはずのフルサイズデジタル一眼レフを買ってしまいました。Canon EOS 5D Mark靴任后
最初は現物が見てみたいと、お店を数軒回ってみたのですが、どこも展示品すらなく、これで終わりと思って立ち寄ったカメラ専門店で、展示現物を発見。おまけに「ボディ在庫1あり」とな。
なぜか箱にまで入れて用意していた愛着あるEOS 50Dをその場で下取りに出し、一発回答で28万円台前半まで行ってくれた。表示価格でもネット最安値とほぼ同じだったので値切ることなく気がついたらお買い上げしてしまっていた。

<右 EOS 5D Mark掘 拭〆 EOS 7D>


7Dとボタン配置がほぼ同じだが、若干操作が違うのでありゃと思うこともありそう。
mark靴鮗蠅砲箸辰童ると7Dとさほど質感に大きな差は感じない。そこは7D、APS-Cサイズ最上位機種の存在感はそれなりにあったわけだ。

さて、とりあえず、フルサイズの写画の広さを体験したいと思い、5D mark靴7Dで同じレンズを使って撮影してみた。やっぱ広いわ〜。

<SIGMA 8mm FISHEYE>


<EF 28-70 2.8L / 28mm>


<EF 70-200 2.8L / 70mm>


<EF 70-200 2.8L / 200mm>


※写画比較の画像は5D/7Dではホワイトバランスが異なっています(^^;

次は、ISO感度による画像比較。
7Dでも以前の50Dと比べると格段にいいと思っていたが、今回は更にいけてる。
5D mark掘他にもあれこれ撮ってみたが通常撮影でISO12800は十分実用領域な気がする。

<ISO-1600>


<ISO-3200>


<ISO-6400>


<ISO-12800>


<ISO-25600>


<ISO-51200:H1>


<ISO-102400:H2>


今日は時間がなかったのでこれだけ。
また落ち着いたら長時間露出ノイズのレビューでもやってみます。


2012.05.06 Sunday

金環日食テスト撮影

気がついたら金環日食まで一ヶ月を切っている。
今日は、そいつに向けてカメラレンズでの撮影テスト。

直焦点撮影はバーダーのアストロソーラーフィルターを装着して行う予定だが、カメラレンズのほうはあまり考えもなく同じフィルターでやるか〜なんて思っていた。
ところが、注文していたマンフロットのジュニアギアヘッドを取りに行った家電量販店に、品薄&特需価格のはずのマルミのDHG ND-10000(77mm径)が10500円で売っていたので、ついつい在庫分2個とも購入してしまった。



手に入れたManfrottoの Junior Geared Head (410)をメイン三脚の同じくマンフロットの055XPROBに取り付け。これで上下がやっと同メーカーになった(^^;
微動がとても便利なのでCD-1の極軸を合わせるには楽チンそう。

そのままその三脚やらフィルターを持って傾きかけた太陽を相手に撮影テストをやっておこうと近所の野原に。

<EF70-200 2.8LにND-10000装着>


このセットでまずは太陽を撮影。
2012.5.6 15:26
fl=200mm f/8.0 ISO-100 1/800sec WB=太陽光
ピクセル等倍で切り出し・・以外何もしていない。



バーダーのアストロソーラーフィルターでは気持ち色が乗って写るが、このフィルターは雑誌などでのレビューどおり、ヒストグラムで確認してもカラーバランスの狂いがほとんどない。

次は、広角で地上景を入れての比較明合成の練習用撮影。
レンズは EF 28-70mm 2.8L に交換し、太陽がフレームアウトしている状態で1枚。
その後、ND-100000を装着して1分ごとに1コマを連続撮影。
帰宅後、5分おきの画像を取り出し、地上景写真と併せてSiriusCompで比較明合成。
地上景写真は露出オート(-2/3ステップ)で撮影したものを、比較明合成する際に太陽の画が乗りやすいよう合成前に全体の明るさを更に少し落として、比較明合成後に再度持ち上げた。

<太陽の軌跡>
Canon EOS7D EF28-70 2.8L 28mm
SiriusCompにて地上景写真と太陽撮影の15枚(5分間隔)をまとめて比較明合成


途中雲が通過したために、一部の太陽が暗めに写っている・・
本番でこんなだと、太陽画像もそれぞれに調整する必要がありそう。

ところで、iPhoneで金環日食撮りた〜いなんて思ってる方に朗報・・こんなん見つけましたけどいかがでしょう(^^;
ケンコーのND100000が仕込まれた5倍単眼鏡と三脚やiPhoneを固定する専用フレームなどのキットだそうな・・・4980円とな。ネタに欲しい気がするけど微妙な値段だな〜
おまけにNDフィルターは単眼鏡と一体で取り外せないとか。ほんと日食専用だわこりゃ(^^;

わぁ〜やっぱネタに欲しいな〜 どうしょう・・単眼鏡単体で使えるんかな?
こりゃ人柱か?(笑)


2012.03.02 Friday

メガネ考

今日は目&メガネについて雑感を。

近眼歴30年を超える自分は、メガネによる視力矯正をあたりまえの生活として人生を送ってきた。
天体観望を行うシーンでは、無限遠がシャープに見えさえすればOKなのだが、いざ写真撮影の現場となると、カメラのライブビューや設定画面、周囲に気を遣った暗いパソコンの画面、はたまた字の小さいスマートフォンの星図などを見る機会も多い。
近眼だけの頃は何の問題も感じなかったのだが、40を過ぎた頃から急に老眼が来たのか、近いモノが見にくくなり、加えて暗いシーンへの適応能力が衰えてきた。
おそらく、老眼と暗いモノが見えづらくなるという症状は加齢による一般的な症状だと思っている。

自分の知識の範囲では、老眼は眼球にある水晶体そのものの硬化や水晶体を制御する筋肉の衰えによる症状だと理解しているし、暗いモノが見えにくくなるのも、瞳孔の伸縮機能が衰えているのだと思っている。

加齢と瞳孔径についてwikiで調べると、加齢によって瞳孔径は10歳では7mm、30歳で6mm、80歳で4mmとなるというのは割合い正常なことのようだ。
先日書いた双眼鏡についていえば、カタログスペックでよく見かける「明光度(明るさ)」は射出瞳径の2乗の数値で書かれている。明るい双眼鏡だからいいよね〜なんてのは、若い人向きの話であって・・あくまでも自分の年齢(瞳孔径)にあった無駄のない選び方をすればよいということに他ならないようだ。

ところで、先に書いた近眼メガネの自分。昨年、メガネの新調を機会に、少し早い気がしたが「遠近両用」メガネを作ってみた。
星(無限遠)はしっかり見たい、でも手元もストレス無く見たいという欲張りな要求では、遠近両用メガネのレンズ内での度数の変化が大きくなる。
して、作ったメガネではどうだったかというと・・・
レンズの収差によって無限遠の良像範囲が極端に狭くなり、レンズの縁に寄るほど星が伸びたような像になってイカン。非点収差や歪曲収差が同時に来たようなイヤな像だ。
星見野郎には遠近両用は向かないということがよ〜く判った。

ずっと気になってたので、結局、先日、星専用の単焦点メガネを作成した。

矯正がキツイと目への負担が大きいので、あとは、普段用の矯正の緩い(度の低い)メガネを作りたいと思う今日この頃である。

▼遠近両用のZeroGravity(無重量)というめちゃ軽いメガネ(左)と星見メガネ(右)


2012.02.29 Wednesday

双眼鏡

自分が双眼鏡を使うシーンといえば、自宅でちょいと空を見上げたいときと、天体確認で使う時くらいで、じっくり観望をするときにはなかなか使ったことがない。
もう少し使ってやろうとは思うのだけど、ついつい望遠鏡での観望や撮影に付きっきりになってしまう。

そんな可哀想な双眼鏡たちをちょっと紹介。



<一番左> VIXEN ACTY ZR /7x50/実視界6.7°
いわゆる安物双眼鏡の部類に入るやつなんでしょう。
まともな双眼鏡を持っていない頃、とりあえず双眼鏡がすぐ欲しくなって、近所のキタムラカメラへ(^^;
確か3〜4万円ほど握っていってNikonの双眼鏡を買うつもりで行ったはずだか、いろいろ店舗内で見比べてると1万円ほどのこいつが妙に見やすくて「これでいいや」と購入した記憶。しばらくはちゃんと使ってましたかね。
射出瞳径が7mm近くあるのでとても明るいくて、デカさの割に軽くという印象の機材。
最近は、覗き口のラバーがカピカピになってヒビが入ってきたりしてるので、処分待ちって状態。

<真ん中> Canon (IMAGE STABILIZER) 10x42 L IS /実視界6.5°
観望用にビックカメラで買った双眼鏡。15万くらい出したような憶えが。
いわゆる防振双眼鏡で、指先クリックで防振ONになる。
防振を入れると散開星団や木星の衛星、月のクレーター、夏の銀河や星雲など、ブレない分しっかり光りを固定でき何でも見やすくなるのはよい。像はかなりフラットでさすがLレンズの血を引いているという感じ。
ウォータープルーフ仕様のタイプなので、夜露でベチョベチョになるところでも気にせず出しっぱなしにしている。
射出瞳径は4.2mm。歳をとると瞳径が5mmくらいまでしか開かないらしいので、これなら集光も無駄にならない(笑)
難儀なのは、長い時間首から掛けているにはちょいと邪魔だし、重い。
カメラネジが底面に切ってあるのでカメラ三脚に載せることはできるが、あれこれ見るときには覗きにくいのでそんな使い方はしていない。
最近は自宅のちょいと観望用でたまに使っている程度かな。こいつはもっとちゃんと使ってやりたい。

<一番右> VIXEN FORESTA HR/ 6x32 / 実視界8°
最もお気に入りで稼働率の良い双眼鏡。確かビックカメラで3万円弱で買った気がする。
軽量コンパクトなので首から掛けているのを忘れる。
手ブレをほとんど気にしなくて良い6倍という倍率が特に気に入っている。これで見る散開星団や夏の天の川なんかはとても気持ちいい。像のシャープ感は高級双眼鏡には届かないが、視野の広さとブレないことで気持ちよさは数倍高まってる気がする。
最近はファインダー代わりというか、天体確認にもっぱら使うことが多い。
ちなみにビノホルダーの取り付けネジはないので手持ち専用、防水、ダハプリズム仕様だ。

さほど双眼鏡の見え味にこだわりをもってないため自分ではよく判らないが、見る人が見ればいいもの悪いものって判るんだろうねぇ。


2011.12.26 Monday

Astro60D (Central DS) ファーストインプレ

25日見なければよかったのに、協栄産業さんのWEBページにて、Astro60Dが即納となっていたのでポチ。後悔する間もなく今日手元に届いてしまっていた。

Astro60D

開封を済ませ、フィルター改造機での撮影に向いている27日早朝予定の宇宙花火実験に備えて、Astro50DとAstro60Dの2台体制をもくろむ。

そんなことは、置いといて、Astro50Dと比較したAstro60Dのファーストインプレ。

・だいぶ軽いし、後ろへの放熱システムで全体の重量バランスがよい。

・カメラ本体の質感が寂しい。カードはSDだし、リモートスイッチはミニプラグ方式だし、なんだかKissシリーズみたいじゃないか。

・よ〜冷える。冷え方は外気の湿度によっても違ってくるが、Astro50Dが大体外気温-18度前後冷えてくれていたが、Astro60Dではさらに-10度ほど冷えるようだ。

・ファインダーが覗けない。放熱システムが後方にあるため、ファインダーが全く使えない。標準の状態ではライブビューで確認するしかない。純正品でも、サードパーティ製でもよいので、ファインダーを使うならアングルファインダーが必須。
※自分はケンコーのアングルファインダーを即注文した。

・バリアングルは助かる。これがまた放熱のボックスの側面にピッタリ収まるので、収納時にヘシ折ることはなさそう。いい設計だ。

・温度計が放熱ボックスの背面に付いていて便利。外部温度計であるAstro50Dはセンサー温度と外気温の切り替え表示ができていたが、Astro60Dはセンサー温度のみの表示。さらに、マイナス20度以下の場合は「Lo」という表示になるので、どこまで冷えてるのか分からないのがちょっと残念。

では、とりあえず室内での冷却能力の検証。
室内:温度18.0度/湿度56%で、Astro50DとAstro60Dそれぞれ比較のため実施。
どちらも、冷却を開始してから3分程度で温度が落ち着く。その状態での以下結果。

<Astro50D>

結果:外気温18℃に対しセンサー温度-0.5℃。対外気温 -18.5度

<Astro60D>

結果:外気温18℃に対しセンサー温度-13.2℃。対外気温-31.2℃・・・こりゃ素晴らしい!
真夏の山奥では暑い日でも22℃〜25℃程度なので、真夏でも0℃以下まで冷却できそうだ。








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