星空つづり

星空・天体写真などの記録を綴るブログ

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2008.08.04 Monday

DeepSkyStacker

外国の天体画像処理サイトを流していて素晴らしいフリーソフトを見つけたので紹介する。
まだ日本ではほとんど紹介事例がないので、当然国内でのユーザは僅少だと思われる。
十分使い込んだ訳ではないので、ここでは基本的な仕様や使用方法を記載する。

DeepSkyStacker、どんなソフトか乱暴だけど一言で言うと、かの有名なRegistaxのDeepSky版といったところだろうか。

基本仕様は以下のとおり。
・使用するファイル群を指定して実行させると次の処理を勝手にする
・デジタルカメラのRAWイメージを直接処理
・多数の画像から品質の良い画像だけを自動的に選んでコンポジット
・コンポジットの際、僅かな画像のズレ(x,y,角度)も自動補正
・ダークフレームイメージがあれば、各RAWイメージから自動的にダーク補正
・フラットフレームも同様に処理
・もしダークが無くてもピクセルノイズを除去させることができる
・映り込んでいる星の数が判る(意味はないがおもしろい)
・合成されたイメージをRGBの各色分解で輝度調整できる(手動調整)
・完成画像はTIFFもしくはFITS形式(共に16bit/32bit選択可能)で保存

基本的な使用方法は以下のとおり

1)DeepSkyStackerを起動
2)Open Picture Files をクリックしてRAWイメージを複数指定する
3)dark files をクリックしてダークイメージを指定する
4)フラットイメージがある場合は flat files をクリックして指定する

DeepSkyStacker 01

5)Register checked pictures をクリックする
6)Register Setting 画面がでるので、
 ・Register already registered pictures は既にregisterした画像を再度処理したい場合にチェックする
 ・Automatic detection of hot pixels はホットピクセルノイズを自動的に除去したい場合にチェックする
 ・Stack after registering にチェックを入れておけば続けて、指示する品質を確保できた画像(百分率指定)のみ使用して自動的に合成処理してくれる
7)OK で処理が始まる

DeepSkyStacker03

8)画像合成が終了したら合成後の画像が表示され、下部にスライダ付きの色・輝度調整ウィンドウが出るので好みの状態に調整する。スライダ移動後は Apply ボタンで適用して確認する

DeepSkyStacker 02

9)できあがった画像は Save picture to file で保存する。このとき、調整後の画像を保存したい場合は、以下のように Apply ajustments to the saved image をラジオボタンで選択し、保存形式(tiffやFITS)を指定して保存する。必要があれば圧縮形式を指定することも出来る。

DeepSkyStacker04

実は昨日のブログで掲載したM31アンドロメダは、このソフトで処理したものだ。
なお、このソフトで扱えるRAWの形式というか、対応カメラは以前紹介したDCRAWのエンジンを使用しているので、よほどごく最近発売されたカメラでない限り対応可能なのも大きな特徴だと言える。

RAWで処理したい、ダークも減算したい、フラット補正も、コンポジットも全部手間無くやりたいというなら、一度試してみてはどうだろうか。
DeepSkyStackerの入手先・公式サイトはここだ。

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