星空つづり

星空・天体写真などの記録を綴るブログ

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2008.05.29 Thursday

レーザーコリメーターの製作

従来から使用しているミードSN8シュミットニュートン反射望遠鏡は光軸がほとんどズレることなくすんでいたが、先日届いたケンコーのSE250Nニュートン反射は、簡単に光軸がずれそうな予感。届いた時点でも目検しただけで、明らかに光軸がずれていた。
そこで、レーザーコリメーターを自作することにした。
パーツは次のとおりで、秋月電子通商のネット販売で電子パーツ(A・B)と近所のホームセンターで木材等(C〜F)及び家にあったフィルムケースである。

レーザーコリメーター01


まずは、30ミリ径の木材E(内径16ミリの中空パイプ状)をカッティングし、レーザー光の確認口を開けた。(E−1)※道具と腕が悪くありえないほど汚いカッティングだが(^^>苦労したのでそのまま使用。
次に15ミリ径の木材Cを長さ15ミリ程度のもの(C−1)と長さ10ミリ程度(C−2)にカットし、それぞれ中心にドリルで穴明けした。さらに、C−1は片方を写真のように斜めにカットした。
15ミリ径の木材D(内径7ミリの中空パイプ状)も長さ15ミリ程度にカットし、その片端に写真のようにレーザー発信器Aの頭を突っ込み接着剤で固定した。

レーザーモジュール自身の光軸を調整できるように、D−1が入り込む当たりのE−1の外側から円周に等間隔に3カ所の穴をドリルで開け、パーツFの六角穴付きネジを突っ込んだ。レーザーの光軸はファインダーの3点支持ネジの要領で合わせることが出来る。

次の写真のように組み合わせてE−1のちくわの穴に突っ込んで固定する。
実際に突っ込むと1ミリ程度のスキマができるので、ビニールテープを各パーツに1周だけ巻き付けて突っ込んだ。

レーザーコリメーター02


次に電池ボックスの配線をレーザーモジュールの配線と半田付けし、マジックテープでコリメーターに巻き付けて固定する。
最後、31.7mmの接眼部にジャストフィットするフィルムケースをコリメータの先端に被せてとりあえず完成。

レーザーコリメーター03


レーザーがドリルの穴からちゃんと出力されることを確認し、その後レーザーの光軸を調整する。レーザーの光軸は、できあがったコリメータを接眼部パーツに取り付けでしっかり固定し、数メートル離れた壁に向けて照射。
コリメータ本体をゆっくり回転させ、常に同じ一点を照らすようになるまで3点支持のネジで調整する。※調整がうまく出来ていない間は、コリメータを回転させるとレーザーの照射点が円を描くように回転する。
調整がすめば、実際に反射鏡の接眼部に装着して使用できるようになる。

実際にわざと主鏡をズラしてから使用してみたが、光軸調整は実に楽チンだ。レーザーの反射光がコリメータの確認口でズレて現れ、主鏡の調整ネジで反射光が中心(照射口)と合致すればOK。
コリメータでの調整後に目検したが、見た目ではうまく調整できている様子。あとは、実際の星像で正確な光軸調整を行うだけだ。

レーザーコリメーター04


以下に製作費をまとめておく。なお、単三電池及びマジックテープは有り物利用であるため費用には含んでいない。

パーツA 赤色レーザー発光モジュール(円筒型)3V 500円
パーツB 電池ボックス 単三2本用(フタ、スイッチ付き) 120円
パーツC 桂材15ミリ径 89円
パーツD 木管 外径15ミリ 内径7ミリ 210円
パーツE 木管 外径30ミリ 内径16ミリ 298円
パーツF 六角穴付止ネジ 4ミリ径×長さ6ミリ(10個入) 80円
パーツG フィルムケース 廃材利用のため 0円

<製作費合計 1297円>


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