星空つづり

星空・天体写真などの記録を綴るブログ

<< June 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>

<< ユニバーサル パラコア | TOP | SE250N >>

2008.05.26 Monday

キスデジの赤外カットフィルター除去改造

昨年カメラをEOS 40Dに買い換えたために、しばらく使わずに眠っていたノーマルのキスデジ(初代EOS Kiss デジタル)を、天体写真用に仕立ててもう一度命を吹き込んでやろうと改造を企てた。

まずは、IRカットフィルターの除去だ。
何の資料もないが、とりあえずカメラを分解し始める。

裏蓋を外すと何とかなりそうなので取りかかる。
底面3カ所、左側面2カ所、CFカードのふたを開けたところに2カ所のネジを外す。それでも一点が引っかかった感じで、どうも隠しネジがあるよう。
シャッターを押すように構えたときに右手の親指を載せる部分に黒いネジ穴を隠したような場所があり、ドリルを使って穴を開ける感じで削ってみると、やはり隠しネジの頭が見えた。こいつも外す。
裏蓋との間に配線が一カ所(右手に)あるのでコネクタのストッパーを外してから抜き取る。

<以上までの様子>
kiss01


モニターが取り付けられている基盤が見えるので、ネジを3カ所外し、モニターが取り付けられている基盤をひっくり返して、さらにその基盤上のネジ(3カ所)と左側面の外部コネクタ接続口を固定しているネジ1本、半田付けによる固定部分(3カ所)を外し、基盤上にコネクトされているコネクターを7カ所外すと、基盤が外れ、CMOSセンサーの裏側が見える。

<以上までの様子>
kiss02

CMOSセンサーはネジ4本だけで止まっているので簡単に外れる。

<外したCMOSセンサー>
kiss03


CMOSセンサーの表側に赤外カットフィルターがネジ2本で装着されているので外してしまう。これで真っ裸のCMOSとなる。

<バラバラにした様子>
kiss04


最初は、フランジバックが変わらないようにするため、赤外カットフィルターの中身だけ抜いてプラスティックの枠だけを元に戻そうと思っていたが、フィルターの中身だけってのがなかなか外れないのであきらめた。
さっさと組み立てて電源を投入してみたところ正常に動作している感じだ。
オートフォーカスにせよマニュアルフォーカスにせよ、フランジバックが短くなったのでレンズ越しにはピント位置が出せないが、どうせ望遠鏡に直焦点て付けるなら関係ない。

さて、テスト撮影、まずは日光が当たっている木をそのまま撮影
kiss testshot1


つぎに、LPS-P2(光害カットフィルター)越しに撮影
kiss testshot2


う〜ん、ノーマルのはミニタリーな赤外線カメラという感じだ。LPS-P2越しの方は、余分な赤外を多少カットしているようで相性の良い印象。近いうちに撮影に使ってみたい。

さて、次なる改造は「冷却」だ。既にペルチェ素子やら熱伝導テープやら部品を発注中。問題点がひとつ。今日分解してみて判ったことだが、ペルチェを挿入するCMOSの裏面にあまりスキマがないことだ。また、結露対策をどうするかが最大の課題かも。冷却改造のチャレンジは一ヶ月後ということで。


▲top