星空つづり

星空・天体写真などの記録を綴るブログ

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2014.02.19 Wednesday

ラジコン戦車ドリー化計画(その1)

リニアレールに沿ってカメラ雲台を動かす装置ドリー。
手動で動かすモノなら数万程度で手に入るが、雲台を電動で動かしたり、さらにはカメラのシャッターと連動させて動かす製品となれば20万オーバー。
星撮りのタイムラプス動画でドリーを使って前景を動かしながら星を撮影しているものを時折目にするが、これを実現するためにはシャッター連動で動くモノが必須。
机の引き出しレールや、本格的なアクチュエーターから自作させることもこれまで考えたが、加工と経費がバカにならない。
その後、自走式ではどうかと考え、カーテンなどを電動化する際に使われている小原のピニオンラック上を走らせる雲台を考えたが、これも結局は駆動メカ部分を自作するのは自分の加工技術では難アリそうなのであきらめていた。

先日ふと「ラジコン戦車」にカメラ雲台を載せ、レールガイドのような安定した板枠の上を走らせればどうかと思いつき、とりあえずやってみることに。

ラジコン戦車もいろいろあるようで、多いのは1/24スケールのちょっと大きめなやつ。今回はさらに小さい手のひらサイズの安価なものを選んで使ってみることに。

京商のリアルアーマー KYOSHO EGG 陸上自衛隊90式戦車をチョイス。
安いショップで2000円程度の代物だ。
 
kyosho egg 90式戦車

コレを選んだ理由はもう一つ、戦車の駆動電池が単三2本、つまり3Vであったこと。シャッター制御に使うPIC回路をその電源のまま実装できる上、おそらく戦車自体の制御チップも3V系だと思ったからだ。



なかなか格好いい。前進後進、旋回、クリックアクションボタンで砲筒の先端に仕組まれたLEDが点灯し、発射音まで鳴って反動アクションが起きる。最近のおもちゃは安いのによくできてるな〜と・・



で、早速分解。中身の構造をチェック。
小型のマブチモーターが2個、駆動制御基板からの信号を受けて、単純に右と左が独立して定速回転するだけの仕組みのようだ。



今回の改造は、元々のラジコン駆動制御を活かしたまま、シャッター信号の合間(インターバル)に一瞬だけモーター駆動信号を出す回路を別に作り、元々戦車にある制御チップのモーター駆動出力ポートに接合させて自走させる仕組みを考えている。
そこで、戦車の基板に乗っている制御チップの出力ポートをチェック。プロポで前進信号を送ったときに反応しているチップのポート(右・左各モータ用の2つのポート)を調べた。
思ったとおり、二つのポートはPICのはき出せる範囲の電流で、かつ電源電圧の3V(実際には2.7〜2.9V)を出していただけのようだ。
こうなれば動かすことは簡単で、PICの出力ポートの信号をそのまま、それら二つの戦車制御チップのポートに直付けして送りつけてやるだけでなんとかなりそうだ。

次は、こんな小さな戦車でカメラを載せて、そもそも動くのか?という点のチェック。
そのために雲台とカメラを実際に積載できるよう手を加える。



雲台は砲台の上に載せるとして、まず砲台を加工。
埋め込まれていたスピーカーやLEDを取っ払う。



ここにドリルで穴あけして、カメラネジ相当の1/4ウィットネジ(厳密にはねじ山の角度が違うが・・)で雲台を固定。
カメラを載せた。



プロポで走行テストすると全然動く。戦車は凄く軽い作りなのにその何倍も重たいものを乗せても走行するとはたいしたものだ。
EOS-Mで動画撮影させながら走らせてみたが、それだけでも超低アングルの迫力映像が撮れて結構おもしろい。

今日はここまで。
次回はシャッター制御&戦車駆動回路を作って戦車本体に仕込む作業。
その先は、安定して真っ直ぐ動かすためのガイドレールの製作と続く予定。

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