星空つづり

星空・天体写真などの記録を綴るブログ

<< March 2024 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

<< 晴れたはいいけど | TOP | 金環日食(その2) >>

2012.05.21 Monday

金環日食(その1)

日本で見られた金環日食。
その全行程を観望し写真に収めるべく、直前まで悩んだ場所選び。
第一はお天気、第二は少しでも金環日食が長く見られるところ、第三に最悪曇天でも観光気分を味わえるところ。こんないい加減な条件を頭の中で設定しながら、いろんな地域の天気予報や気象衛星画像を何度もチェック。直前になって長野〜山梨に横たわる八ヶ岳界隈を選定し遠征。今回Gumboさんと一緒に出かけた。

前日の20日午後にぷち観光がてらロケハンを行い、風景と方角のよい長野県原村の八ヶ岳自然文化園に決定。自然園とは言っても、原村の星まつりの会場とは少し位置取りが異なり園のバス駐車場である「まるやち湖」脇である。

現地を一旦後にして、まずは原村内の食事処で夕食、地元の温泉に浸かり、再び現場へ。仮眠をとって午前2時起床し最終の星空チェックののち、機材セッティング。

薄明を迎え、東に横たわる残雪ある八ヶ岳連峰が徐々にその勇姿を現す。



現場はさほど広くない砂利の駐車場で、夜の現着当時は自分たちしか居なかったのだが、日食が始まったころには・・



一般の人たちがたくさんご来場(^^;
推測だが、知る人ぞ知る?それなりに良いロケーションを選んでいたのかもしれない。
そんな場所にもかかわらずカメラ三脚を据え付けたり、ましてや望遠鏡など本格的な機材を持ち込む人は自分たちを含めて数人ということで、自然と注目を集める結果に。
訪れた方たちに望遠鏡や赤道儀の説明をしたり、撮影機材を撮影されたり(^^;
居合わせたみなさんと会話をしながら一緒に金環日食を体験することで、私が楽しませてもらったくらいだった。

さて、撮影の釣果は後日の記事で本格的にやるとして、とりあえず一枚。

撮影フレームを選ばずに、単純に食開始から5分おきのフレームを対象に金環日食までの片道を表現したもの。
フレーミングは最初から決め打ちしたもので、手動での位置合わせ合成はトリミングはしていない。うまく対角にハマってくれてよかった〜。

Canon EOS 7D / ISO-100 / WB=太陽光
EF 70-200mm 2.8L / 70mm / f8.0 / 露出200分の1秒
マルミND100000フィルター
SiriusCompにて比較明合成



▲top