2014.08.25 Monday
2014年夏の曇天続きを検証
今年の夏、西日本の方々は特に星を観られる夜が少なかったと思われている方も多いはず。
私も、これまで経験した憶えがないくらい、今年の夏は満足に星撮り出撃ができなかったと感じている。
報道では、今年の夏、西日本の日照時間は、統計を取り始めて以来最低で、農業などにも深刻な影響もあり得るとか。
一部の報道によると、西日本の日照時間は平年の30%程度とも。
日照時間はあくまでも昼間、太陽の出ている時間帯での観測数値。
では、天文野郎や天文淑女の皆さんが気になる夜のお天気はどうなのか・・・
私も、これまで経験した憶えがないくらい、今年の夏は満足に星撮り出撃ができなかったと感じている。
報道では、今年の夏、西日本の日照時間は、統計を取り始めて以来最低で、農業などにも深刻な影響もあり得るとか。
一部の報道によると、西日本の日照時間は平年の30%程度とも。
日照時間はあくまでも昼間、太陽の出ている時間帯での観測数値。
では、天文野郎や天文淑女の皆さんが気になる夜のお天気はどうなのか・・・
そこで登場願うのが以前にも取り扱ったことのある「気象台職員目視による天気概況(夜)」のデータである。
気象庁のホームページから、過去5年分、岡山地方気象台の天気概況(夜)データをダウンロード。
「晴」という文字が含まれている夜の日数を集計してみた。
「快晴」「晴」はもちろん、「曇後晴」でも「晴一時雨」でもOK的な感じで、少しでも晴れ間が観測されている日数ということで、星撮り好きにとってはかなり緩い条件。
集計期間は、各年6月1日〜8月24日までのほぼ三ヶ月(85日)である。
で、結果は次のような感じ。
気象庁のホームページから、過去5年分、岡山地方気象台の天気概況(夜)データをダウンロード。
「晴」という文字が含まれている夜の日数を集計してみた。
「快晴」「晴」はもちろん、「曇後晴」でも「晴一時雨」でもOK的な感じで、少しでも晴れ間が観測されている日数ということで、星撮り好きにとってはかなり緩い条件。
集計期間は、各年6月1日〜8月24日までのほぼ三ヶ月(85日)である。
で、結果は次のような感じ。
過去4年間は、この期間(各年85日)のうち、少ない年でも40日以上「晴れ」を含む夜のお天気だが、今年はたったの30日。
ざっくり考えると、普段は梅雨期間を含むこの期間でさえ、全日数の約5割は晴れが拝める夜なのだが、今年はそれが3割ほど。
目視とはいえ公的な観測データでも、今年の夏は【晴れない夜が多かった】ということである。
ということで、私も、夏の天の川に埋もれる赤〜い天体たちを一つとして撮影することなく今年の夏は終わりかけなのである。